別所線みらい応援プロジェクト

設立趣旨

 激甚災害に指定された台風第19号の直撃から数日が過ぎ、千曲川橋梁が崩落した上田電鉄別所線を一日も早く復旧させようと、沿線住民、各種団体、近隣事業者が呼びかけ人となって市民プロジェクトを結成しました。

 上田地域には、かつて(1920年以来)、川西線(現在の別所線)のほか青木線、西丸子線・丸子線・真田傍陽線の計5路線が人々の生活や産業を支える大切な交通網として存在しました。その後、モータリゼーションの波による旅客輸送の減少等により1969年に丸子線、1972年に真田傍陽線が相次いで廃止に追い込まれました。中でも西丸子線は、1963年に自然災害をきっかけとして廃止されました。

 別所線は、現在も厳しい経済環境の中、公費の支援や存続を願う人々の努力に支えられ着実に経営改善が図れています。通勤・通学の若年層、高齢者をはじめとする交通弱者、近年増加が認められる観光客など旅客の欠くべからざる交通手段として地域が守らなければならない宝です。JR上田駅から別所温泉駅に至る11km余りの沿線は、歴史と自然を満喫できる「上田盆地の財産」であり、同時に「千曲川を跨ぐ赤い鉄橋」は市民の郷愁とアイデンティティを確認する「シンボルであり誇り」です。

 市民プロジェクトは、橋梁の一日も早い復旧と、前にも増して重要度を高めた環境にやさしい温室効果ガスを出さない乗り物の別所線の全面開通を願い、内外の別所線を愛する方々、これまでも存続を願い精力的な活動を続けてこられた皆様と連携して、できる限りの活動を展開して参ります。一人でも多くの方々のご支援、ご提言を頂くために、プロジェクトへのご参加をお願い申し上げます。

2019年10月21日
別所線みらい応援プロジェクト 呼びかけ人一同